2012年1月20日放送

市長と語ろう会

市民の意見や提言を市政に反映させる今年度2回目の市長と語ろう会が、18日(水曜日)、附馬牛地区センターを会場に開かれました。この日は区長や消防団、婦人消防協力隊など、およそ30人の地域住民が参加して、本田市長や市の幹部職員と災害に強い地域づくりをテーマに意見を交わしました。出席者からは「防災無線の音声が山などに反射して聞こえにくいので対策を講じてほしい」「道路の落石など危険個所に対策を講じ、災害時に孤立する集落がないようにして欲しい」「避難所では電源の確保に苦労した。災害時における避難所や在宅酸素療法者なども考えに入れた非常用発電の配備を検討して欲しい」など地域の実情や課題に即した意見が出されました。また、「震災直後、区長や民生委員、消防団や在宅介護支援センターなどが度重なり訪問したが、指揮命令系統を一本化し、より早い安否確認を行うため、マニュアルを整備し地域と行政で共有すべき」とするものや、「災害時に地区センターの人的体制を強化し、地域の防災の拠点とするとともに、地区集会所にも非常用発電機や投光機などの防災資機材をきめ細かく整備すべき」など、市と地域住民の協働による災害に強い地域づくりについて活発な提言が行われました。これに対して市は、防災無線については「聞き取りにくい原因はスピーカーの角度や地形的問題などが考えられるが、今後調査し改善したい」とし、非常用電源などの防災資機材の配備については「災害発生時に緊急的に非常用電源を各地区センターに2台と投光機1基を配備したが、地域の意見を踏まえ地域防災計画の見直しの中で段階的に整備したい」などと回答しました。このほか、安否確認のマニュアルなどの提言については、「今後積極的に取り組みたい」とする説明が行われました」また、道路の落石などの危険個所については本田市長が「危険個所があるとすれば早急に対応し、平常時から減災対策を行うべきだ」と担当部長に指示する場面も見られました。市では、この市長と語ろう会で各町から出された貴重な意見に基づき、市の地域防災計画を見直し災害に強い地域づくりをより効果的に進めることにしています。この市長と語ろう会は来週23日には土淵町でまた、26日には小友町でそれぞれ開催される予定となっています。

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