2012年1月18日放送

市長と語ろう会スタート

市民の意見や提言を市政に反映させる今年度の市長と語ろう会が宮守町を皮切りにきのう(17日火曜日)から始まっています。今回は東日本大震災を受けて災害に強い地域づくりをテーマに掲げ地域防災計画の見直しに反映させるのが狙いです。会場には宮守町内の自治会の役員など市民43人が出席し、本田市長や庁議メンバーの幹部職員と意見を交換しました。きのうは遠野市が取り組む後方支援についてDVDを上映しながら紹介されほか、地域防災計画の見直しとして各地区センターに発電機や投光器が整備されることや、食糧や燃料の確保、地区センターの機能強化などについて検討されていることなどが紹介されました。これらについて出席者からは「震災で避難した際、安否確認として地区センターや健康福祉部、それに消防などがかわるがわる調査に来た。一本化できないか」「未だに情報ビジネス校が避難所に指定されている」「避難所の集会所にケーブルテレビが引き込まれてないため情報がわからない」「消防団のOBを活用してはどうか」などの意見が次々と出されました。これに対して市側からは安否確認については「健康福祉部と市民センターや地区センター、それに消防の4者で情報を共有していきたい」とし、情報ビジネス校の避難所指定については「現在は、遠野高校から鍵を借りて対応することになっているが見直していきたい」としています。また、ケーブルテレビの引き込みについては「情報の共有からも前向きに検討したい」とし、消防団のOBの活用については、「新しい計画に盛り込む予定」としています。このほか市民からは「後方支援も大切だが農地が被害を受けた農家支援にも力を入れてほしい」とする厳しい意見が出されました。これについては「対応していきたいので、相談に来てほしい」としています。この市長と語ろう会はきょうは附馬牛町で行われ、来月15日までに全ての地区を周り、市長や幹部職員が市民と意見交換することになっています。

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