2012年1月16日放送

プロ棋士による将棋教室

プロの棋士と交流を深めながら上達を目指す「三世代で親しむ将棋教室」が14日(土曜日)遠野を会場に開かれ、ちびっこ棋士や一般の愛好者などがプロの棋士との対局を楽しみました。この将棋教室は、震災復興イベントとして県内各地で開かれていて、遠野には森内俊之名人と鈴木環那女流初段が訪れ大盤を使った詰将棋や指導対局などが行われました。この日は、将棋教室に通う児童のほかプロとの対局を楽しみにしていたという市外の愛好者などで会場がぎっしりと埋め尽くされ予想以上の参加となりました。教室では大盤を使ってプロが出す詰将棋の問題に児童たちは積極的に手をあげ、ヒントをもらいながら駒を簡単に取られないよう答えを見つけ出し、鈴木女流初段からは「じっくり考える姿勢も大切」と心構えも教わります。プロとの指導対局では、ハンデをもらわずに互角に戦いたいと「平手でお願いします」と申し出る児童も多く、プロの棋士との対局を通じていかに優位に進められるかアドバイスを聞き、更なる上達に意欲を見せていました。対局している席の周りにはそれを見守る人だかりもでき、間近で見る一流棋士の将棋にみんながくぎ付けになっていました。

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