2012年1月11日放送

がんばる岩手サッカー教室

なでしこジャパンの岩清水梓選手と鹿島アントラーズの小笠原満男選手、それに、栃木FCの菊池新吉コーチの3人を講師に迎え、きょう(11日水曜日)、市民体育館を会場にサッカー少年たちを招いて被災地復興に向けたがんばる岩手サッカー教室が開かれました。この教室は、市内のNPO団体FCとおののレベルアップ事業の一環として開かれたものです。今回は、被災地復興支援の位置づけから、大槌町や陸前高田市など沿岸被災地のサッカーチームの子どもたちも招かれ会場には、市内の子どもたちと合わせおよそ100人が参加しました。教室ではウォーミングアップをかねた鬼ごっこが行われ、岩清水、小笠原両選手も子どもたちと一緒に体育館いっぱいに駆け回りました。つづいてボールを落とさないよう3回タッチして対手に返す1対1のパス練習が行われました。両選手がこのパス練習をすると周りを取り囲んだ子どもたちは安定したボールの扱いに食い入るように見入っていました。教室では両選手から直接アドバイスを受ける場面もあり、参加した子どもたちは終始楽しそうにそして真剣に練習に臨んでいました。教室の後半にはひとチーム5人ずつに分かれてゲームが行われ、子どもたちは両選手と共に目を輝かせながらボールを追いかけました。そして最後は両選手と新吉コーチの3人がチームを組むドリームチームと女子チームとのゲームも行われ、一つひとつのプレーに歓声が上がっていました。教室に参加した大槌町のチームの指導者は、「現在は練習場所も時間も少なくなっています。このような教室に招いていただいて大変感謝しています」と話しながら教え子たちのプレーに目を細めていました。教室が終わると小笠原選手と岩清水選手、それに新吉コーチは、とぴあ庁舎に本田市長を表敬訪問し「共に被災地の復興へ向け頑張りましょう」と声を掛け合っていました。

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