2012年1月9日放送

仮設住宅にミズキ団子

穀町にある仮設住宅希望の郷・絆のサポートセンターに、おととい(7日土曜日)小正月の伝統行事ミズキ団子が飾られました。このミズキ団子は仮設住宅を行政区にもつ遠野町第3区自治会が、小正月の伝統行事を仮設住宅の入居者たちにも味わってもらおうと入居者たちに呼びかけ実現したものです。この日は仮設住宅の入居者たちと3区自治会の役員、それに地域の子どもたち合わせて20人ほどが、サポートセンターに集まりミズキの枝に色とりどりの団子を飾り付けました。釜石出身の男性入居者は「沿岸部では豊漁となるよう魚を飾る風習もありますが遠野の飾りもきれいでいいですね」と話しながら笑顔をのぞかせていました。飾り付けが終わったミズキ団子の前では、手伝った子どもたちや大人たちが並んで記念写真を撮る場面もみられました。このあと3区の自治会館に場所を移し、大人から子どもまでおよそ80人が用意されたお雑煮やあんこもちなどに舌鼓を打ちながら五穀豊穣と一日も早い復興を願っている様子でした。

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