トップページ>>歴史的分野…第5章 江戸時代前半の遠野_1.遠野南部氏の政治
鎌倉時代に北奥羽の地頭として赴任したと考えられる南部氏は、その後各地に勢力を伸ばし、三戸南部氏と呼ばれた。 三戸南部氏は江戸幕府によって盛岡10万石を与えられ、八戸南部氏は八戸根城を居城とする2万石が与えられていた。
遠野に移ったのは八戸南部22代領主直栄(義)の時だったが、直栄は盛岡に住み、実際の政治は義母の清心尼が行ったという。 清心尼は、八戸南部第21代領主であった事から「女殿様」とも呼ばれた。