おいしい甘酒のつくり方


麹について
 麹は、お酒や味噌・漬け物の発酵を助け、甘みや旨味を出す
 役割をします。麹菌自体は他の原料とまぜあわされると死滅
 してしまいますが、麹菌がつくりだす酵素が大豆や米を分解し
 乳酸菌や酵母の栄養分となりお酒や味噌の出来を左右してい
 きます。
 
 当店の麹は出来立ての生麹ですので、乾燥タイプの麹に
 比べて菌が生きている分、発酵力、甘みともに強い麹です。

  甘酒にすると各種アミノ酸やビタミン類がつくられ
  自然の即効性滋養強壮ドリンクとなります。

  さらに、甘酒でとれる「麹酸」の還元力はビタミンCの数十倍
  といわれるほど強いため、肌の色を白くし、コラーゲンの栄養
  となって肌を若返えらせる作用があるといわれています。

  また、麹菌でつくられる抗酸化物質「アスペラチン」は、
  ガン細胞の増殖を抑制する効果があること
  がわかってきました。

  昔の日本人の知恵は本当にすばらしいものです。
  各種のストレスで免疫力が落ちている方にぜひおすすめし
  ます。


おいしい甘酒のつくり方
   甘酒は昔から夏バテ
予防、肥満防止に最高
の飲み物です。
 また、保温性が高く
胃を暖めてくれるので、
冷え性の方に最適です。
 麹には美肌効果もあり
化粧品などにも使われて
います。
◆ 材 料 、準備するもの

ごはん ・・・・・・250g(もち米の方が甘くできます。)
 
 ・・・・・・・・250g(バラバラにほぐしておきす。)

お湯(60℃くらい)・300cc(水道水の場合は湯冷ましか
                      一晩置いてください。)

保温機能付き炊飯釜(できればおかゆ炊き機能があるもの)
 昔の保温ジャーがあればベスト

 ご注意 炊飯釜に甘酒のにおいが付きますので普段お使いでないもの
     がいいです。

棒温度計(失敗しないためには絶対必要です)
 
  1.ごはんを柔らかめに炊いて65℃くらいまで冷ます。
    あまったごはんをおかゆにしても良い。

    この時、麹をいっしょに炊かないでください。

  2.炊飯釜に麹とご飯を入れて60℃くらいのお湯を加え
    て保温にする。
    
  3.一晩(8時間ほど)保温したらできあがりです。
    炊飯釜や新しい型の場合は、温度が高すぎる場合があ
    ります。
    時々温度を測り60℃以上になる場合は、フタを開け
    て清潔なふきんなどで軽くフタをすればいいようです。

  4.一晩経って甘みが出たら鍋に移して一度沸騰させてく
    ださい。
    密封容器に入れて冷蔵庫に保存すれば6ヶ月ほどは持
    ちます。
   
  5.少し濃くできますのでお召し上がりの際に、お好みに
    より薄めてお飲みください。

    しょうが汁やレモン汁を加えるとよりおいしく召し上
    がれます。


最も簡単な甘酒のつくり方
◆ 材料は上記と同じ
 1.真空保温のできる水筒にごはんと麹、65℃くらいの
   お湯を入れます。 

 2.夏はバスタオルなどでくるみ、冬はこたつなどに入れ
   ておきます。
 
 3.8時間ほどおいたらできあがりです。