2016年5月6日放送

子供やぶさめ

こどもの日のきのう(5日・木曜日)、遠野郷八幡宮では、子どもたちの健やかな成長を願う毎年恒例の「子供やぶさめ」が行われました。ことしで25回目となった子供やぶさめには、市内の小学2年生から6年生までの10人が射手奉行(いてぶぎょう)として参加しました。先月末から練習を重ねてきたという小学生たちは、烏帽子(えぼし)と侍装束(さむらいしょうぞく)の衣装を身にまとい、本番に臨(のぞ)みました。初めに、本殿で神前(しんぜん)の儀(ぎ)が執り行われ、その後、馬場(ばば)へと場所を変え、馬場を清めました。子供やぶさめは、100メートルほどの馬場に設置された3つの的に向けて、ポニーに乗りながら1人3回、全部で9本の矢を放ちます。遠野小学校6年の荒矢明斗君の掛け声で始まりを知らせ、法螺貝(ほらがい)の合図で発進した射手奉行たちは、バランスを保ちながら真剣なまなざしで弓を引き、練習の成果を披露しました。ことしは、雨が降る中での子供やぶさめとなりましたが、参加した小学生それぞれが力いっぱい弓を引く賢明な姿に、会場から大きな拍手が送られていました。なお、子供やぶさめが行われているのは、全国で遠野郷八幡宮のみということです。

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