2016年4月26日放送

市長記者懇談会

本田市長は、きょう開いた記者懇談会で、平成28年熊本地震の遠野市の対応について説明しました。それによりますと、遠野市では、熊本地震の被災地である友好都市の熊本県菊池市や周辺被災地に対して他の友好都市と水平連携して支援を行っています。4月17日には、遠野市防災センターから飲料水やブルーシートなどを発送し翌日の18日に菊池市に到着ました。また、4月20日には友好都市の東京都武蔵野市の協力を得て食事のおかずになる魚の缶詰1万食などを菊池市に届けるなどしています。このほか遠野市区長連絡協議会、遠野菊池の会、遠野ときめら会が支援金募金箱を市内の商業施設など21ヵ所に設置しました。なお設置期間は来月18日までの予定です今後の対応として市は来月1日から3日まで熊本県菊池市に防災危機管理課の職員3人を派遣し状況確認を行いながら今後の支援の仕方を検討するということです。このほか本田市長は市民センターリニューアルオープン記念事業や、希望郷いわて国体遠野市公式ポスター決定などについて発表しました。市民センターは、今月18日に大ホール以外の施設が利用開始となりましたが、大ホールは引き続き照明設備などの改修工事が続けられ、来月28日から利用可能となる予定です。28日には、リニューアルオープン記念としてオープン式を開催するということです。当日は遠野市少年少女合唱隊の発表や餅ふるまいなどが行われるということです。また、本田市長は、希望郷いわて国体の遠野市公式ポスターについて、綾織町の女性の作品に決定したと発表しました。ポスターのデザインは、遠野市とサッカー競技少年男子の関係がイメージでき、市内外の人々に発信しPRするものという条件で、遠野市民を対象に公募されました。応募数は16点で選考の結果、綾織町の小笠原瑳恵さんの作品が最優秀賞に選ばれました完成したポスターは、大型連休明けから市内の観光施設や商業施設などで掲示されるということですなお、表彰式は7月3日の仮称希望郷いわて国体100日前イベントで開催する予定だということです。このほか本田市長は東京電力福島原子力発電所の事故による放射性物質被害で利用自粛になっていた市営牧野を全面再開すると発表しました。市営牧野の除染作業は平成24年7月から進められ平成27年4月に寺沢牧場で黒毛和種に限り一部夏季放牧を再開しました。そして荒川牧場と高清水牧場でも除染作業が完了したため今年度から牛や馬の受け入れを始めるということです。これで牧場3ヵ所合わせて肉用牛や乳用牛などおよそ1000頭の受け入れが可能になったということです。なお、夏季放牧は来月下旬から開始される予定です。最後に大型連休中の市内のイベントについての発表もありました。その中で遠野さくらまつりの期間中、3日に南部氏遠野入部行列や郷土芸能共演会、4日に南部神社例大祭と郷土芸能共演会を開催する予定です。

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