2016年3月30日放送

サレルノ市市場調査報告

遠野市と姉妹都市であるイタリア・サレルノ市の市場調査を行った人たちが、きょう(30日・水曜日)本田市長に報告しました。市連携交流課の石田久男課長や上閉伊酒造の新里佳子社長など5人は、イタリア・サレルノ市との姉妹都市交流が30年経過したことを機に、新たな経済交流を推進するため、今月13日(曜日)から22日(火曜日)まで、サレルノ市を訪問し、市場調査を行いました。石田課長などは、現地で、ヴィンチェンゾ・ナポリ市長の表敬訪問や、レストラン・ワイナリーなどを視察しました。この中で、サレルノ市内の日本料理店は非常に繁盛していて、今後さらに日本酒や日本料理が進出できる可能性を感じたということです。このほか、一行は、食品輸出入業者などの企業と商談会を開き、遠野産日本酒の輸入について検討してもらおうと、PR活動も行いました。また、遠野産日本酒PRの今後の展開については、イタリア・サレルノ県内のアンテナショップのような場所での出店などが帰国後、サレルノ市から遠野市にメールで提案されているということです。報告を受けた本田市長は「市だけでなく、地元企業にも参画していただきながら、それを取り巻く機関・団体がサポートするという仕組みをさらに作っていけば、現地での出店などを形にできるのではないか」と期待を寄せていました。市では今後、輸入・輸出の双方向のバランスを取りながら遠野産の日本酒をPRし、サレルノ市と経済交流を図っていきたいとしています。

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