2016年3月21日放送

遠野職業訓練校修了式

青笹町の遠野高等職業訓練校で先週木曜日(17日)、修了式が行われ、木造建築科の訓練生6人が、ものづくりの技術者として新たな一歩を踏み出しました。この日、修了証書を受け取ったのは、木造建築科の6人です。修了生たちは、市内の事業所に勤めながら、建築大工の見習いとして3年、木材加工や道具の使い方など、木造住宅を建てるための基本的な訓練を重ねてきました。修了式では、照井文雄校長から一人一人に修了証書が手渡されました。このほか、技能照査合格証書の授与や岩手職業能力開発協会長表彰などの表彰、在校生には、年次修了証書が交付されました。式辞で照井校長は、「修了生は技術と技能を身につけ、復興支援していくなか、貴重な存在になりました。みなさんの活躍を楽しみにしています」と修了生を激励していました。答辞では、修了生を代表して高橋裕樹さんが、ものづくりと向き合った3年を振り返りながら、決意を新たにしました。また、この日、訓練生の技能習得を市民に知ってもらうためにと、1・2年生が刃物とぎの訓練としてボランティアで預かっていた包丁36丁が、健康福祉の里と宮守総合支所に返えされたほか、修了生が作った作業台が遠野馬の里に贈られました。作業台を受け取った馬の里の村上信次場長は、「みなさんが丹精込めて作った作品を大切に使わせていただきます」とお礼の言葉を述べました。作業台は、乗用馬市場の時や訪れる子どもたちのいすとして活用されるということです。

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