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2016年3月10日放送

陸前高田から遠野にエール

５年前の東日本大震災で甚大な被害を受けた陸前高田から「来てくれた人に遠野を紹介していきたい」とエールを送ってくれる人がいます。取材しましたのでご覧ください。被災した陸前高田市の市街地から５００ｍほど内陸に入った陸前高田未来商店街。この中にある鶴亀鮨を営んでいるのが阿部和明さんです。東日本大震災でお店と自宅を失った阿部さんでしたが、４年前の１２月に店を再開。これまで、「遠野など支援してくれてきた人たちに感謝しています」と話します。陸前高田市では、復興に向けて工事などが進んでいますが、阿部さんは、人が減ってきて大変と言います。そうした中阿部さんは、店に来てくれた人たちとのつながりを大切にしています。店内に貼られている色紙。これらほとんど一般の人たちが書いた物です。お客がまた店に来てくれた時「あ、自分が書いた色紙があった」と喜んでもらいたい阿部さんの考えです。また、阿部さんは、可能な限り店に来てくれた人の連絡先を聞くようにしています。それは、感謝の気持ちを込めて手紙と写真を送り、交流を深めていきたいという思いからです。そして阿部さんは、どんどん遠野を紹介していきたい、とエールを送ってくれています。

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