2016年3月10日放送

高校再編を考える市民会議 県教育長などに要望

遠野高校と緑峰高校を平成32年度に統合するという岩手県の高校再編計画案に関して「高校再編を考える市民会議」が、きのう(9日・水曜日)、県知事や県教育長などに2校存続を求める要望書を提出しました。きのうは、今週6日(日曜日)に設立した「高校再編を考える市民会議」の藤井洋治会長や本田市長などが県庁を訪れました。そして、県教育委員会の高橋嘉行教育長に、藤井会長が、今週6日のシンポジウムで採択した決議文を盛り込んだ要望書を提出しました。要望書には、緑峰高校の生徒が開発したホップ和紙が使われ、2校存続を求めるとともに、遠野の子どもたちの未来、地域の将来に関わる大問題を、わずかな時間での議論で決定されることに戸惑いを感じているなどと記されています。また、遠野市民とより良いありかたについての議論を深め、遠野市民の創意工夫と努力の成果を見極めてから決定するよう求めることなどが盛り込まれています。藤井会長は「遠野市民の思いは2校存続です。市民は存続に向けて考案しているので一緒に検討する時間をいただきたい」と要望しました。これに対して高橋教育長は「遠野の魅力は十分理解しています。要望を真摯に受け止め、検討します」と答えました。また、このあと、藤井会長たちは知事室を訪れ、達増拓也知事に2校存続を求める要望書を手渡しました。本田敏秋市長インタ今回の要望書の提出を受けて、県教育委員会では、今月中に高校再編についての方向性を示すということです。

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