2016年3月9日放送

東日本大震災から5年 東京・武蔵野からボランティア続く

東日本大震災が発生してあさって11日(金曜日)で5年となりますが、毎月のように岩手を訪れ、沿岸地域でボランティア活動を行っている人を取材しました。東京・武蔵野市に住む市川ノゾムさん。市川さんが岩手に来てボランティアを始めたのは、市川さんが住む武蔵野市と遠野市が友好都市ということがきっかけでした。交流のある遠野、そして近隣の沿岸地域が大変な状況であることを知った市川さんは、武蔵野市が用意したボランティアのためのバスを利用し、5年前の5月ごろ、初めて遠野を訪れたということです。それ以降、時間を見つけては遠野まごころネットを通じてボランティア活動を続けています。市川さんは現在も遠野まで来る交通費や宿泊費を自分で負担しながらボランティア活動を行っています。先月、およそ2カ月ぶりに岩手に来たという市川さんは、大船渡市や陸前高田市などを訪れ、まごころネットのスタッフから現地での状況など説明を受けていました。視察を終えた翌日、市川さんは、大槌町での活動でした。この日は、雪が積もっていたことや近くに住む仮設住宅の子どもたちが遊びに来ていたということでカマクラを作る活動でした。この場所は、遠野まごころネットが仮設住宅に住む人や地域の人などが交流を深めまた、憩いの場となるよう整備されましたが、市川さんもその活動に携わった1人です。一度携わった以上、途中で終わらせるわけにはいかないと、これからもボランティア活動を続けていきたいと話していました。

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