2016年3月3日放送

かんたんおもてなし英語

外国人観光客に対して、コミュニケーションをとる方法を学ぶ「かんたんおもてなし英語」が、先週木曜日(25日)と今週月曜日(29日)に開かれました。その様子が届きましたので、お伝えします。この講座は、これから東京オリンピックなどが開催されるのを前に、外国人観光客に対して、会話のみならずさまざまな方法を使ってコミュニケーションをとることを学び、おもてなしをできるようにしようと、遠野市教育文化振興財団が開きました。民泊協会の会員を対象にしたこの講座は、2つの会場でそれぞれ2回ずつ開かれました。1回目となった先週木曜日は、鱒沢出身の通訳案内士佐藤一郎さんを講師に、資料を使い、指さし英語で遠野や日本のことを、簡単に外国人に伝えられる方法について講義が行われました。参加した人たちからは、英語ですべてを覚えなくても、資料を使って伝えられることに安心感を覚えたという感想が出ていたということです。2回目となった今週月曜日は、民泊協会の会員で、アメリカでの勤務経験を持つ菊地辰徳さんを講師に、「わたしのおもてなし」と題して、外国人を民泊で受け入れる際の大事なことについて講義が行われました。ポイントは、「自分が日本人であるということを大切にし、日本の風土や価値観を伝えること」「外国人をゲストではなく家族として受け入れ、日常のライフスタイルを体験してもらうこと」の2つだということです。参加者の中には、10カ国以上の外国人を受け入れた経験がある人もいて、参加者同士でそれぞれの経験談を話すなど、情報交換の場としてもいい機会になったということです。なお、かんたんおもてなし英語は、来年度も開催される予定ということです。問い合わせは、遠野市教育文化振興財団までお願いします。

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