2016年3月1日放送

心も体もホット!スポーツの集い

遠野市健康づくり総合大学とすぽ大学祭「心も体もホット!スポーツの集い」が先月の27日(土)と28日(日)に開かれました。この集いはスポーツに関心を持ってもらい、冬場の運動不足の解消と健康づくりに役立ててもらおうと毎年行われています。初日はスポーツ講演会が行われ、オリンピックに関することやスポーツ指導者に必要な資質について、順天堂大学の教授が説明しました。このうち、小笠原悦子教授は「オリンピックと聞くと遠くに感じるかもしれないが、人材育成の面などから広い視野を持って取り組んでほしい」と呼び掛けました。また、スポーツ指導者に対して、吉村雅文教授が、「試合に向けての選手の気持ちの高めさせ方」についてアドバイスしていました。翌日の28日(日)には市民体育館でサッカーとロコモ教室が開かれました。サッカー教室には遠野中学校サッカー部と遠野高校サッカー部が参加しました。この中で講師を務めた吉村教授は、周りを見ること、話を聞くこと話をすることがサッカーに必要で、コミュニケーション力の向上にもつながると訴えていました。選手たちは自分自身のレベルアップにつなげようと取り組み、ピッチの中での自分の居場所などが仲間にわかるよう声を出していました。このほか武道ホールでは、立つ、歩くなど高齢者の移動する時の機能が低下する「ロコモティブシンドローム」の予防法についての教室も行われました。教室には市民およそ20人が参加し、講師を務めた順天堂大学大学院生の井口祐貴さんから、姿勢を意識して無理せず自分の体力に合わせてトレーニングすることが大切だとアドバイスを受けていました。参加した人たちは日ごろの適度な運動が健康づくりに大切なことを改めて感じている様子でした。

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