2016年2月29日放送

移動図書館車贈呈式

復興支援などを行っている団体から、市に移動図書館車が寄贈され、先週土曜日(27日)に贈呈式が行われました。遠野市に移動図書館車を寄贈したのは、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会です。シャンティ国際ボランティア会は、震災後、図書を生かした支援をしようと、遠野市に活動の拠点を置き、大槌町や山田町で移動図書館車を運行してきました。去年12月に山田町での支援活動が終了したことから、遠野市を活動拠点としていたことが縁で、移動図書館車が寄贈されることになりました。今回、寄贈された移動図書館車は、市内の小中学生を対象に名称の公募が行われ、191件の応募があった中から「やまゆり号」と名付けられました。「やまゆり号」は、4輪駆動で走行距離はおよそ1万2千q、2000冊の図書を積載できるということです。贈呈式では、シャンティ国際ボランティア会の関尚士事務局長が「図書を運ぶ・思い出を運ぶ移動図書館車として、活用していただけることをありがたく思います」と、本田市長に鍵のレプリカを手渡しました。鍵を受け取った本田市長は「被災地の思いを受け継ぎながら、その思いを乗せて市内をくまなく走り回り、心の栄養や、児童生徒に将来の夢と希望を与えられるような移動図書館車にしていかなくてはならない」と、お礼を述べました。続いて、移動図書館車の名称が採用された7人の児童・生徒に、賞状と記念品が贈られました。なお、今回寄贈された移動図書館車は、来月9日から運行開始予定で、地区センターに返却された図書の回収にまわるということです。

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