2016年2月17日放送

市長記者懇談会

本田市長は、きのう(16日・火曜日)午後に開いた市長記者懇談会で、平成28年度遠野市一般会計予算案の概要などを発表しました。それによりますと、28年度の市の一般会計予算案の総額は、今年度に比べ市民センターなど大規模改修工事終了に伴いおよそ22億円少ない188億6000万円ということです。特徴としては、まちなか再生に向けたスタートダッシュとして本庁舎整備事業費およそ13億400万円、産業振興・雇用の確保としてアスト加速化事業費およそ2400万円を計上するなどしています。また新規事業として、中心市街地賑わい創出のための遠野ローカルベンチャー事業費およそ4200万円。少子化対策・子育て支援として子育て応援宣言のまち推進事業費におよそ1000万円。地域コミュニティー再構築のための地域の元気応援事業費におよそ3500万円などとなっています。市では、来週26日・金曜日に開会が予定されている市議会定例会に新年度の予算案を提案することにしています。また本田市長は、3月市議会定例会に平成27年度一般会計補正予算案を提出すると述べ、歳入歳出をそれぞれ1億8700万円を減額し総額およそ217億8000万円にすると発表しました。これは宮守地域の牧場の除染作業完了に伴う農畜産物放射能被害対策費がおよそ1億4200万円減額となることによるものです。しかし、追加される主な事業として所得の少ない65歳以上の高齢者への臨時福祉給付金事業費およそ1億3800万円。また、新規事業として達曽部地区センター改修整備事業費およそ450万円。自治体情報セキュリティ強化対策事業費およそ1800万円などが組み込まれています。さらに本田市長は「東日本大震災5年後方支援の集い」などについて説明しました。本田市長は、東日本大震災発生から5年の節目を迎えることから来月12日・土曜日にあえりあ遠野で後方支援の集いを開催すると発表しました。これは、遠野市が実施した後方支援活動の状況を振り返りこれからの災害対応における自治体間の水平連携などを強くするというものです。なおこの集いでは、東京都調布市と「災害時相互応援協定」を締結する予定ということです。また、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会から移動図書館車が寄贈され、来週27日(土曜日)に市立図書館で贈呈式が行われると発表されました。この図書館号の名前は、公募で「やまゆり号」に決まり、およそ2000冊積載できるということです。

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