2016年2月12日放送

市立博物館冬の特別展始まる

「遠野のひな人形〜ひなまつりの美〜」と題した冬の特別展がきょう(12日・金曜日)から市立博物館で開かれています。この特別展では、市立博物館が所蔵する江戸時代から昭和期までのひな人形や、ひなまつりにあわせて飾られてきた美術品など、合わせて170点が展示されています。展示されている享保雛(きょうほびな)の中でも小型で袖の重ねや頭の部分に古い形式のつくりを見ることができるひな人形のほか、芥子(けし)の実のように小さいひな人形がひな壇に並ぶ芥子雛など、貴重なひな人形が展示されています。また、幕末の頃に江戸のひな人形が遠野に持ち込まれたことを裏付ける雛箱(ひなばこ)や、大正2年4月に遠野で発行された新聞に、当時のひなまつりの様子が詳細に記されていた記事が今回、初めて展示されています。そのほかにも今回の展示では、ひな飾りを彩る遠野ゆかりの美術品として、掛け軸なども展示されています。遠野のひな文化に触れることができる、この、遠野のひなまつり人形などを展示した特別展は、来月3月13日・日曜日まで市立博物館で開かれています。

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