2016年2月2日放送

ホップ和紙でいわて国体記念品づくり

いわて国体で遠野を訪れる選手団に記念品を贈ろうと、現在、遠野ホップ和紙を育てる会がホップ和紙の栞作りに励んでいます。遠野ホップ和紙を育てる会は、緑峰高校の生徒たちが取り組んできた遠野のホップ和紙を、たくさんの人たちに知ってほしいと、去年2月に発足しました。いわて国体を通して、遠野を訪れる選手団にも遠野のホップ和紙を知ってもらえるよう、ホップ和紙の栞を贈る準備が伝承園で進められています。去年9月、ホップの蔓を回収したあと、ホップ和紙の原材料となる蔓の皮をむくことから始まり、皮をアルカリ剤で煮込んで繊維を取り出しやすくした作業を行いました。現在は、原形がなくなるくらいまで木槌などで叩き、繊維を細かくほぐしやすくする作業や、漂白したあとの繊維から、木片などを取り除く作業が行われています。今回使われた蔓の皮の重さは、およそ6キログラムで、遠野を訪れる選手団の栞およそ600枚ができあがるということです。遠野ホップ和紙を育てる会の会員は、ほとんどがホップ農家ということもあり、農繁期前の、3月までにはだいたいの作業が終わるということです。この活動についての問い合わせは、遠野ホップ和紙を育てる会までお願いします。

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