2016年2月1日放送

森山 農林水産大臣 遠野を視察

森山ひろし農林水産大臣が先週土曜日(1月30日・土曜日)、遠野市を視察しました。森山大臣は、先週金曜日(29日)からきのう(31日・日曜日)にかけて東日本大震災からの復旧・復興の現場や農業・水産業の先進的な取り組みの現場を視察し、地元関係者と意見交換をしようと岩手県と宮城県を訪れました。先週土曜日に土淵町の遠野みらい創りカレッジを訪れた森山大臣は、本田市長などの出迎えを受けました。初めに農政新時代ミニキャラバンと題した意見交換が行われ、市内の農業団体の代表者や新規就農者などおよそ30人が集まりました。参加者によりますと、この意見交換では、「TPPのメリットが見えず不安が大きい。もっとわかるように説明してほしい」「TPPの影響について米農家向けや畜産農家向けなどの形式で簡潔に示してほしい」といった意見・要望が出ていたということです。これらに対し森山大臣は「米については、TPP後に輸入した分、政府備蓄米として国内の米を政府が責任を持って買い上げるので市場に影響を与えることは無い」とTPPへの理解を求めていたということです。また、農林水産省では、TPP開始後の状況について国民に示す品目別の資料を作るための作業を進めていると報告があったということです。この後、遠野・住田ふるさと体験協議会の取り組みについて説明がありました。遠野と、お隣り住田町の民泊協会など11団体で構成されているこの協議会は、民泊・農家民宿を通したグリーン・ツーリズムを推進していて、去年、農林水産省の事業「ディスカバー農山漁村の宝」のグローバル賞に選ばれています。森山大臣は、資料に目を通しながら熱心に説明を聞いていました。そして、協議会からの説明が終わるとサプライズが・・・。被災地支援の手編みプロジェクト「EASTLOOP」として作られたハートの編み物が贈られ、サプライズの出来ごとに森山大臣は、うれしそうな表情を見せていました。また、森山大臣は、ヤマメの唐揚げや雑穀ごはんなど遠野のお母さんが作った弁当を食べ、日本のふるさと遠野の味を堪能した様子でした。

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