2016年1月29日放送

総合教育会議

5回目となる遠野市総合教育会議が、きょう(29日・金曜日)とぴあ庁舎で開かれました。この総合教育会議は、市長と教育委員会で構成され、教育に関する大綱の策定、教育の条件整備など、重点的に講ずべき施策や、児童・生徒の生命・身体の保護など、緊急の場合に講ずべき措置についての協議・調整を行います。きょうの会議では、本田市長のほか、中浜艶子教育委員長などが出席する中、先月25日に、岩手県教育委員会から示された新たな県立高校再編計画案に係る、遠野市としての魅力ある高校づくりの支援策について、協議されました。県教育委員会では、新たな県立高校再編計画案として、複数の校舎を使用し、1つの学校として機能させる「校舎制」の導入を見据えて、平成32年度に遠野高校と緑峰高校を統合する方針案を示しています。これを受け、市では、高校支援策検討チームを設置し、高校づくりの支援策について協議してきました。市は、2校の存続を要望するとし、教育環境支援プログラムを構築して、県および関係機関・団体との連携、地域との深い関わり合いのなかで、魅力ある学校づくりを目指し、市外・県外の入学生受け入れの増加を図っていく姿勢を示しました。産学官などの機関と連携した「(仮称)遠野地域・学校連携センター」を開設し、魅力ある教育環境を目指して取り組んでいきたいとしています。この案を受け、出席者からは「官民合わせての仕組み作りは素晴らしい。まず遠野の子が地元の高校を知って、魅力を感じて進学することが大事」「支援するだけではなく、情報発信に力を入れていってほしい」などの意見が出されました。きょうの会議で出された意見も踏まえた上で、市は、来月1日に釜石市で開かれる釜石・遠野ブロックの地域検討会議などで、市の考えとして提案・説明し、再編計画案の見直しにつなげたいとしています。

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