2016年1月25日放送

市民説明会最終日〜小友町〜

今月12日から市内各町で開かれてきた第2次遠野市総合計画等市民説明会。先週金曜日(22日)に小友町で最終日を迎えました。会場となった小友地区センターには12人が集まりました。説明会で参加者から「総合計画の将来像について地域の高齢化は一層深刻化していると感じている。総合計画に掲げる将来像はあまりに現実とかけ離れているように感じられるし、具体的な対策が見えない」という意見に対し、市は「地域の高齢化によるさまざまな課題に取り組むことも総合計画に盛り込まれている。今後は、地区センターなどに相談窓口などの設置や地域で支え合える仕組みづくりの強化を考えていく」と答えました。さらに、「昔ながらの地域で支える環境を推進してくため、総合計画に盛り込んでいる各種施策を効果的に展開していく」と答えました。また、「人口減少に立ち向かうためには産業の振興が必要不可欠であり特にも遠野の基幹産業である農業にもっと力を入れるべき」という意見に対し、市は、「農家への個別訪問や巡回指導は農協や市の元職員などにも協力頂きながら体制の強化を図っていきたい。また、担い手の育成のため国の給付金などを使いながら、新規に就農したい若者を積極的に応援していく」と答えました。その他に総合戦略の中で、「遠野で暮らすことの幸せを追求していく姿勢は評価できるが、支え合える地域をどう作っていくかが、遠野の幸せ度につながるのではないか」という意見に対し、市は、「幸せ度の向上を盛り込んだ総合戦略は他の自治体には無い遠野独自のスタイルであるが、市民の幸福実現指標をどのように数値化していくかは検討の余地がある」と答えました。第2次遠野市総合計画等市民説明会は、先週金曜日の小友町で終了となりましたが、市民説明会で出された意見提言は、計画に反映させていくほか、提言集にまとめて各町に回答することにしています。

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