2016年1月22日放送

遠野町と宮守町鱒沢 市民説明会

先週12日(火曜日)から各地区で遠野市総合計画等(とう)市民説明会が開かれていますが、昨夜(21日・木曜日)は、遠野町と宮守町鱒沢地区を対象に開かれました。この説明会は、去年12月の市議会定例会で議決となった第2次遠野市総合計画などについて、遠野市から市民に説明し、今後10年間のまちづくりの政策や施策への理解を深めてもらおうと開かれています。遠野町を対象に開かれた説明会には、27人が参加し、市の職員から第2次遠野市総合計画の概要や、健全財政5カ年計画、地域コミュニティ支援方針案などについて説明を受けました。続いて行われた質疑応答で参加者から、平成28年度からの地区センターの組織体制案について「職員体制で、所長が非常勤職員となっているが、これはなぜか」という質問がでました。これに対し市は「人口減少に伴い、市職員も減っている。市職員を辞めた人の中には地区センター所長を務めた人もいるのでそういう方にその経験を生かしてもらいたい」と答えていました。また、町民運動会や敬老会などの見直しについての質問に対し市は「地域によって参加率が下がってきているが、廃止ではなく地区センターを中心にみなさんと参加率をアップさせるための知恵を絞っていきたい」と答えました。産業振興・雇用創出についての質問について市は「東工業団地で造成工事も進んでいるので今後も新たな企業誘致に努めていきたい」と述べました。一方、宮守町の鱒沢地区で開かれた市民説明会には、11人が集まりました。説明会では参加者から「子育てするなら遠野を目標に取り組んでいるが常勤の産科医の確保に力を入れてほしい」という要望が出たのに対し、市は「今回、市の総合計画で遠野みらい創造デザインのひとつとして安産の里基本構想を掲げており、将来的に市内で出産できることを目指していく」と答えました。また、「総合計画で産業振興や雇用、少子化対策も大事だが高齢者などを支える仕組みも大事ではないか」という意見に対し、市は「地区センターを拠点に、地域の課題をとらえ、行政と地域とで解決策を考えていきたい」と答えました。その他には「新エネルギーも大事だがまきストーブなどの旧エネルギーが普及できれば山を守れるのでは」という声に対し、市は「再生可能エネルギーとしてまきストーブの普及のための補助制度を検討している」と答えました。第2次遠野市総合計画等市民説明会は、今夜(22日・金曜日)が最終日で小友地区センターで予定されています。問い合わせは、市経営企画部までお願いします。

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