2016年1月18日放送

地域で子どもを育てる活動発表会

遠野市教育委員会やPTA連合会などによる「地域で子どもを育てる活動発表会」が、先週16日(土曜日)に開かれました。この発表会は、学校や家庭と連携して地域が取り組んでいる活動の成果を発表し、子どもを育てる活動を充実させようと毎年開かれています。この日は、教職員や保護者などおよそ200人が出席しました。初めに、開善塾教育相談研究所顧問の金澤純三さんが「親と子の距離」と題して講演しました。参加者は、子どもとの向き合い方を改めて考えている様子でした。続いて、市内2つの小中学校のPTAが実践発表をしました。このうち、遠野中学校PTAの菊池光副会長と3年の太野咲恵さんが地域交流についての取組みを発表しました。菊池さんは、生徒が8月の遠野納涼花火まつり開催翌日の清掃活動をこれまで22年実施していると説明しました。そしてバスケットボール部の部長を務めていた太野さんは「清掃活動を通して選手同の絆が強まったので自分たちが卒業した後も続けてほしい」と話しました。次に、宮守小学校PTAの佐々木秀章会長が「お手伝いが好きな子どもを育てる大作戦」と銘打った取り組みを発表しました。その中で宮守小学校PTAは、他人への思いやりの心を育んでもらおうと平成26年11月にお手伝い推進委員会を立ち上げ、お手伝い通信の発行やお手伝いがんばりカードを導入したことなどを報告しました。その結果、児童たちが積極的にお手伝いに取り組むようになり、家族間のコミュニケーション向上につながったということです。参加した人たちは、それぞれの地域の活動の内容や成果を聞きながら、地域でどのように子どもを育てていくか考えている様子でした。

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