2016年1月13日放送

小友町地域づくり推進大会

新春恒例の小友町地域づくり推進大会が先週9日(土曜日)、小友地区センターで開かれ、地域づくりに功労のあった人などが表彰されました。大会は、ことしも遠野西中学校の小友地区の生徒が歌いあげる氷口御祝(すがぐちごいわい)で幕を開けました。この推進大会は、小友町の歴史や文化の保存・継承、それに地域づくりの推進を目的に、毎年この時期に開かれています。大会では、地域づくりや産業振興などで功績のあった4人に小友町地域づくり連絡協議会の菊池勉会長から地域づくり功労者等表彰が贈られました。また、芸術や文化、スポーツの分野で模範となる活躍をした小中学生合わせて18人も表彰を受けました。このあと小友町地域づくり連絡協議会の菊池勉会長が「ことしも地域が一丸となって小友町の発展に努めていけるよう一緒に頑張っていきましょう」とあいさつしました。続いて、遠野市学校図書館協議会読書感想文コンクールの優秀賞を受賞した児童3人が作文を発表しました。このうち、高学年の部で優秀賞を受賞した小友小学校6年の菊池瑠唯さんは、ホーキング博士(はくし)の「宇宙への秘密の鍵」の感想文を発表しました。また小友町出身で、新渡戸(にとべ)文化短期大学非常勤講師の井上さく子さんが「豊かな自然環境を生きる力に」と題して基調講演を行いました。保育士を長きにわたって勤めた井上さんは講演の中で、「子どもが泣きたいときは『大丈夫泣いて良いんだよ』という気持ちで見守ることが大切で、徐々に人間関係が形成されていく」と話していました。訪れた人たちは、子どもの心や体を成長させるには自分で挑戦させることも大切だということを感じている様子でした。小友町地域づくり連絡協議会では、ことしも町民一丸となった活動を展開していくということです。

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