2016年1月8日放送

教育研究発表会

遠野市教育研究所による教育研究発表会がきのう(7日・木曜日)あえりあ遠野で開かれ、市内の小中学校の校長や教員、教育委員会など、およそ200人が集まりました。教育研究発表会は、各中学校区の学力向上を目指した取り組みを発表し、情報を共有することで教員のスキルアップを図り、児童・生徒の学力向上につなげようと、遠野市教育研究所が毎年開いています。きのうの発表会では、今年度、各中学校区それぞれが取り組んだ発表のほか、現在、改訂作業が進められている市内小学校3・4年生が活用する地域について学習するための「社会科副読本(ふくどくほん)」の構成や内容を改訂することについて報告がありました。また、きのうは、遠野市教育研究所が創立から10周年となったことを記念した講演も行われ、岩手県教育委員会の八重樫勝委員長が「今求められる岩手の教育とは」をテーマに話しました。会場全体が耳を傾けるなか八重樫委員長が生徒などからもらった言葉や手紙を紹介しながら、これまでの体験談を話すおよそ1時間半の講演に、会場では時々笑いも起こるなど、教員たちは、気持ちを新たにした様子でした。また、このあと行われた遠野市教育研究所創立10周年記念式典と祝賀会では、遠野市教育研究所の藤澤俊明所長が「確かな積み上げをしながら歩んでまいりたい」とあいさつを述べ、出席した人たちは、10周年を迎えられたことを祝っていました。

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