
先週土曜日、遠野市史編さん講座「三閉伊一揆と遠野」が市立図書館視聴覚ホールで開かれました。みなさんは、江戸時代の終わりに、三陸沿岸の百姓およそ1万2千人が遠野の早瀬川原に押し寄せた一揆があったことをご存じでしょうか。この講座は、『新編遠野市史資料編近世』の発刊を記念し開かれ、市史編さんを通して新たに発掘された資料から当時の遠野の人々がどのように一揆と向き合ったか、遠野市史編さん委員会の大橋進委員長の解説で進められました。当日は、三陸沿岸から足を伸ばす人やオンライン参加する人もみられました。参加者は、大橋委員長が話す当時の時代背景や一揆が発生する契機、そして収束に至るまでの解説を聞き取る中で、2度の一揆に遠野の人たちが果たした役割を改めて知り、知見を深めていました。令和7年度遠野市史編さん講座「三閉伊一揆と遠野」の様子は、後日、遠野テレビの番組でも放送する予定です。どうぞお楽しみに。