
重要文化財旧千葉家住宅保存修理工事見学会と千葉家まつりが今週日曜日に同時開催されました。綾織町の国指定重要文化財旧千葉家住宅では、世紀の大修理と銘打って平成28年から大規模な保存修理工事を進めており、ことし9年目を迎えます。見学会は年に1度、工事の進捗を間近で見ることができるイベントで、この日は午前中に予約制解説ツアーが3回実施されました。解説ツアーでは主屋やハセ小屋などを周り、ガイドが千葉家ならではの特徴や当時どのように使われていたのか解説しました。また主屋を支える石垣の構造や稲荷社が建てられた理由などについても解説され、参加者は興味深そうに聞いていました。そして旧千葉家住宅から少し離れた場所にある下滝沢コミュニティセンター周辺では、重文千葉家の活用を考える会による千葉家まつりも同時開催されました。会場では木材を使ったクラフトバッグ、陶器、藍染め・草木染めの小物などが販売されたほか、ジビエを活用した弁当やおでん、ヤマキ団子汁など食品も充実していました。なお旧千葉家住宅の保存修理工事は今年度いっぱいで完了し、来年度以降は令和10年の公開に向けた利活用のための工事が行われていきます。