４月の遠野市長記者懇談会がきょう（２３日・火曜日）市役所本庁舎で開かれ令和５年度寄附金の状況などについて発表されました。きょう開かれた記者懇談会では多田市長から「令和５年度寄附金の状況について」と「地域おこし協力隊の募集について」の発表がありました。はじめに令和５年度の寄附金の状況について市では遠野ファンの拡大と産業振興を目的にふるさと納税者への返礼品を贈る取り組みを継続したことや地方創生の一環として企業版ふるさと納税に取り組んだことが報告されました。昨年度は全国の個人、団体、企業からあわせて１万８，３０７件およそ５億６，５６５万円の寄付がありました。主な使い道としてビールや米、ジンギスカンといった返礼品などのふるさと応援推進事業費におよそ２億１，０００万円、このほか若者仕事サポートや観光振興などの産業振興基金積立金、鍋倉公園環境整備事業や地域振興などの永遠の日本のふるさと遠野基金積立金といった２４の事業に活用されているということです。続いて地域おこし協力隊の募集について市では多様な人材を受け入れ地域課題の解決や地域活性化に向けた取り組みを進めるため４月下旬から令和６年度遠野市地域おこし協力隊を募集することが発表されました。募集内容は「農業と地域のプロデューサー」や「ビールの里次世代ホップ農家」など８つのプロジェクトで１０人の隊員を募集するということです。遠野市では現在１２のプロジェクトで１５人の隊員が活動中です。またこれまで３０人の隊員が卒業しこのうち１８人が市内の企業に就職するなどし定着しています。このほか、ゴールデンウィーク中の市内のイベントについても発表があり現在開催中の遠野春祭りでは４月２７日土曜日に南部氏遠野入部行列が行われることや５月５日にはこどもスポーツ流鏑馬大会、５月２６日には令和６年度遠野市消防演習が行われると報告されました。なお、市長記者懇談会の様子はきょうから３日間遠野テレビ１０ｃｈで午後８時からの放送となっています。