およそ７カ月間の改修工事が完了した伝承園の食堂・厨房がおととい（１３日・土曜日）リニューアルオープンしました。この日は工事の完了を祝いリニューアルオープニングセレモニーが開かれ、初めに地元・土淵町の飯豊神楽保存会による「岩戸」と「御神楽」の舞が披露されました。セレモニーでは多田市長が「デジタル化やユニバーサルデザインの導入など誰もが利用しやすい施設にリニューアルされました。ずっと愛される場所を目指していきましょう」と、工事の完了を祝いました。このあと、伝承園を運営する遠野ふるさと商社の杉村亮代表取締役によるあいさつやリニューアルを記念したテープカットが行われました。そして午前１１時にオープンを迎えると、食堂には続々とお客が入りにぎわいを見せていました。リニューアルに伴い「おしら亭」と名付けられた伝承園の食堂では、テーブル席が増設されたほかオーダー端末から料理を注文できるようになっています。訪れた人たちは真新しい店内を眺めながら、店自慢の郷土料理である「ひっつみ」や「けいらん」を味わっていました。また、食堂だけでなく今月から旧菊池家住宅もリニューアルされ、好きな昔話を選んで聞くことができる端末をはじめデジタル技術を活用した演出が整備されています。なお、伝承園では遠野の体験型観光施設の拠点として、観光客の満足度向上やリピーターの向上を目指していくということです。