命がけ、危険な一関駅の東西通路

2013年8月17日(土) バスで大田原市へ オープンキャンパスの対応 岩手から14人参加
 朝6時~ウォーキングを兼ねて昨夜JR敷地内に迷い込んだ通路に行ってみた。まるで不正乗車を見つけたような剣幕で怒られたが、入ってならない所ならなぜフェンスや鎖を張るとかしないのだ。普通に一般人が歩いて行ける危険なエリアを放置しているJR。あるいは何か私に見落としたものがあったのか、それを確認しに行ってみることにしたのだ。
 写真左が陸橋である。ここを登り渡っていくのだ。渡り降りて左折したのが写真右の通路である。よく見ると、「関係者以外の立ち入りを禁ずる 一関駅長」、そして、「ここは公道ではありません、速度を落とせ20.km」の看板が立っている。ということは車も通れるのか。なるほど左手前方に駐車場がある。看板は小さい。暗い夜、初めて通る人には気づかれない小さな看板だ。
 その通路をさらに進んで行くと左手は駐車場、右手は何かの工事現場のようだ(写真左下)。東口に行くためにここを通る人は多そうな普通の通路だ。
 さらに進んで行くと写真右下のように、道路は左右に分岐する。ここで右折したところを線路が何本も走っていたのだ。「指差呼称」の小さい看板も右手を進んだ所に立っていた。
 「絶対に入ってはならない、警察を呼ぶぞ」、とまで言われた立ち入り禁止区域に、このように普通に入っていけるのだ。JR一関の危機管理は怠慢である。後で駅長に文句を言ってこようかと思ったぐらいである。いや、後で本当に駅長に手紙を出そう。「危険ですよ。これでいいのですか。事故があってからでは遅いですよ」、と。
 JR敷地内であるが駐車場にも貸しているので陸橋左折をシャットアウトできないなら、せめて写真右下の線路に続く右折の通路はシャットアウトすべきである。これは人命にかかわる、JR一ノ関駅の重大な瑕疵である。
---------------------------
 
 
2013年8月16日(金) 一関へ  サンルート一関・泊 一関駅の西口から東口へは命がけ
 明日は大学のオープンキャンパス。無料バスが各県から出発するが、今年は初めて岩手からも出る。距離と時間の関係で、盛岡ではなく一関発着となる。一関からでも高速道を通り片道4時間かかるようだ。だから出発は朝7時45分である。私も高校生やその保護者と同行するが、前泊を付けてもらうことにした。宿泊するホテルはサンルート一関だ。
 夜8時頃一関駅前の市営駐車場に車を入れる。バスは東口から出発する。バス停を確認しておこう。東西通路はどこにあるのだろうか。西口で駅員さんに聞いてみると、駅から左手に少し歩いたところにある陸橋を渡り、左折するのだという。10分ぐらいかかるので、140円の入場券を買って駅構内を行った方がずっと早いですよ、とも言われるが、10分ならウォーキングを兼ねて歩いてみよう。
 5分ぐらい歩くと陸橋がある。けっこう長い陸橋である。そこを降りて左折した。駐車場を左に見て、右手には工事現場の作業小屋も立っている。その通路を歩いて行くと道が左右に分かれる。左手は線路の手前であるから東口に行くには右折していくのだろう。確かに線路が何本も通っている。踏切のようだが遮断機がない。見ると「指差呼称」の看板が立っている。と言うことはここは普通の通路ではないのか。
 左右を見て電車が来ないことを確認し、渡ってしまった。間違った方に来てしまったのかとも思ったが、もどるのも面倒だ。入ってこれたのだら出ても行けるだろう、そう思いながら線路を左に見ながら端を歩いていた。しかし出口が分からない。右手前方に東口らしき建物が見えてきた。そろそろ出口があるだろうと思えてきた。その時である。怒鳴り声が聞こえてきた。
 「こら、お前、どこから来た!」。「はい、西口から来ました」
 「どこに行くのだ!」。「はい、東口に行きます」
 「警察を呼ぶぞ!」、となった。何か悪いことをしているのだろうか。
 その人が小走りでやって来た。かなり怒っている。「ここは一般の人は入れない所だ。どこから入って来たのだ」。
 「JR職員さんに教えられたとおり、陸橋を渡り左折してきました。フェンスを越えて来たとか、くさりが張ってあってそこをくぐってきたのではありません。普通に通路を通ってきましたよ。警察を呼ぶぐらい悪いことなら入って来れないようにしたらどうでしょうか。もしこれで事故があったらJRの責任ですよ。どうするんですか」
 だんだんにその人のことばが丁寧になってきた。「とにかくここは普通の人が入って来れないところです。たまに高校生が電車を飛び下りてここを越えたりするのでね」とフェンスを指さす。
 「とにかくここを登って出て下さい」。「出口の扉はないのですか」。「ここにはないですので、ここを登って飛び下りて下さい。カバンは私が持ってますから」
 フェンスはかなり高い。私の背丈ぐらいある。足をまんぞくに掛ける所もないが、なんとか踏ん張り、体を向こう側にせり出し、飛び降りた。革靴だったから衝撃が足、ももに来た。衝撃を和らげるためにしりもちをついた。「大丈夫ですか」と、その駅員らしき人。「大丈夫です。東口はこのまま歩いて行けばいいのですね」
 一般の人が普通に入ってこられる立ち入り禁止区域。危険な、命がけのJR一関駅の東西通路だった。