第57回春季東北地区高校野球岩手大会

2010年5月25日(火) 久慈高校優勝
 決勝戦
 花巻東 010 000 000 1 p長原
 久  慈 000 000 030 3 p菊地 
 久慈のエースで4番の菊地は菊池ではない、菊地だ、菊地和大だ。一挙に岩手の高校野球注目の的になった。話題の中心に躍り出た。菊地和大くん、伊保内の風張蓮くんと共に覚えておこう。
 菊地は、初戦の水沢工業は8-1完投、準々決勝の盛岡一高4-0完封、おとといの準決勝は専大北上1-0完封、しかも9回には決勝のホームラン(実際は前のランナーを追い越し幻のホームラン、記録は単打で走塁死)。ここまで3日連続完投、2日連続完封となった。そして今日の決勝も春3連覇を狙う花巻東に完投勝利。すごいことをやってくれた。
 たぶん久慈高校は春、初優勝。夏の優勝は昭和54年(1979年)に1度あった。超スローボールの北田投手が話題になったが甲子園では通用せず、浜田高校に3-12で破れた。今年の夏はあれ以来、31年ぶりの甲子園を目指す。釜石出身の教え子、K洞監督、頑張れ。まずは東北大会だ。やませ旋風を起こそうや。 
 3位決定戦
 大船渡   110 100 000 3 p上野、千田
 専大北上 021 010 00×4 p丹野
 大船渡は残念。もし東北大会出場となれば、県北沿岸の久慈、県南沿岸の大船渡と、180キロ離れた沿岸から2校東北大会に出場するはずだった。50数年ぶりだったという。
  
2010年5月23日(日) 準決勝で久慈が勝った  やませ旋風!
 花巻東4-2大船渡 久慈1-0専大北上
 大船渡は残念だったが、久慈が強打の専大北上を完封!よくやった。K洞監督、おめでとう。
 しかしまだ決勝戦がある。東北大会第1代表を勝ち取るために花巻東にも勝とう。
 でも、負けても東北大会へ出場できるから、まあ、あまりエースを無理させることなく決勝戦に臨むことだ。久慈の春・決勝戦は初めてかな。やませ旋風だ。
 ちなみに、写真は昨日撮った山田湾に流れ込むやませ。
   
2010年5月22日(土) 県大会 準々決勝
 大船渡2-1一関一 花巻東14-5伊保内(7回コールド) 専大北上7-0一戸(8回コールド) 久慈4-0盛岡一
 伊保内高校のエース風張蓮(かざはりれん)くんが打たれたようだ。昨日の盛岡三高戦には、プロ野球から10人が偵察に訪れたというが、今日はどうだったのだろう。いずれ、昨年の菊池雄星のようにプロからも注目される選手が県内の高校にいるということはうれしいことだ。180センチの長身で最速147キロという右腕、名前は風張蓮、覚えておこう。
 大船渡が快進撃を続けている。初戦昨秋の覇者一関学院を破り、昨日は盛岡中央を破った水沢一を撃破、そして今日は古豪一関一と接戦を制した。
 久慈のベスト4は25年ぶりだという。K洞監督も、彼の兄や弟、お父さんお母さんも喜んでいるだろう。もちろん僕も喜んでいる。おめでとう。
 明日の準決勝は、大船渡-花巻東、専大北上-久慈という公立対私立となった。大船渡、久慈に勝たせたいな。
  
2010年5月21日(金) 春季高校野球岩手県大会熱戦続く ベスト8決まる
 本日の結果:
 一関一3-1久慈東 大船渡7-1水沢一 花巻東5-2宮古商業 伊保内7-0盛岡三(7回コールド) 専大北上14-6福岡(延長10回) 一戸5-0花巻北 盛岡一10-3高田 久慈9-1水沢工業(8回コールド)
 ベスト8に伊保内、一戸、久慈と、県北から3校入ったのはりっぱ。特に伊保内は盛岡三高を7回コールドでシャットアウト。県内屈指と言われる伊保内のエースピッチャーを、三高打線は打てなかったようだ。さすが147キロを投げる本格派。明日は花巻東高校。相手にとって不足なし。果たしてどこまで通用するだろうか。
 明日の準々決勝は:
 一関一/大船渡 花巻東/伊保内 専大北上/一戸 盛岡一/久慈
 準決勝は2試合とも公立対私立になるかな。盛岡で開催される東北大会も楽しみだ。

 昨日の結果:
 一関一10-0大迫(5回コールド) 水沢一4-1盛岡中央 大船渡3-1一関学院 花巻東2-1盛岡大附 宮古商5-2金ヶ崎 盛岡三3-0水沢商 専大北上8-3不来方 花巻北12-0岩泉(5回コールド) 一戸3-1大東 高田6-5山田 盛岡一4-3大船渡東 水沢工3-0盛岡市立
 昨秋の大会決勝戦は、一関学院7-5盛岡大附で両校東北大会出場。盛岡大附は東北大会でも準優勝し、甲子園にも出場した。その私立2強の両校が1回戦敗退した。野球はやってみないと分からないものよ。
 昨秋の3位決定戦は、専大北上6-5金ヶ崎(延長10回)だったが、ベスト4の金ヶ崎も宮古商業に足元をすくわれた。同じメンバーで新人戦ベスト4のうち専北以外が初戦で姿を消す波乱。
 
2010年5月16日(日) 春季高校野球県大会組合せ
 第57回春季東北地区高校野球県大会の組み合わせ抽選会が14日行なわれた。その結果を昨日N歯科医院の待合室で知った。N歯科の待合室には一般紙3紙スポーツ紙2紙が置いてあり、待ち時間が全く苦にならない。たまたま最初に手に取ったのが日刊スポーツで、その東北欄に岩手県大会の組合せヤグラが載っていた。
 それを見て驚いた。一回戦で花巻東と盛岡大附が激突する組合せだ。当然だがどちらかが負ける。勝った方はたぶん東北大会まで勝ちあがるだろう。負けると公式戦を東北大会まで戦う機会を失ってしまう。緊張したトーナメント公式戦を戦い続けることが何よりの練習になるのに、県大会初戦で散るのは強豪校にとっては痛い。
 もっと痛いことだが、春のベスト8は夏の大会シード権を得るが、初戦で負けるとそれもなくなる。夏ノーシードだと1回戦から対戦する場合も多くなり、2回戦でまた花巻東-盛大附の対戦もあるかも知れないのだ。
 さらに組合せを見てみると、一関学院は1回戦で大船渡。ここも実力校同士だ。勝てば2回戦でたぶん盛岡中央と対戦するだろう。2回戦一関学院対盛岡中央となれば、1回戦花巻東対盛大附と同じことが言える。負けた方は失うものが大きい。
 Bブロックで私立高校は専大北上だけだ。1回戦不来方、2回戦が福岡。ここを勝てばたぶんどこが来ても勝てる相手だろう。勝てばベスト4。
 高田-盛岡一がベスト8をかけて対戦しそうだ。強豪校が固まったAブロックに比べて、各チームとも戦いやすい相手だと思っていることだろう。
 先日花巻北-遠野戦の写真が岩手日報に載っていた。花巻北ベンチが写っていたが、部長らしき先生が宮古での教え子K谷のようだ。いつか新花巻駅で子どもを抱いたK谷と会ったが、頑張っているようだ。
 宮古商業の監督はやはり宮古での教え子S田だ。甲子園出場時のキャプテンだった。1回戦金ヶ崎、2回戦で花巻東か盛大附だ。たとえ負けても全国レベルのチームと対戦することは夏のためにもよい。
 久慈の監督は釜石での教え子K洞だ。お父さんにも世話になった。1回戦不戦勝、2回戦盛岡市立/水沢工業勝者と対戦する。ベスト8のチャンスが十分にある組合せだ。頑張ってほしい。
 盛岡三高の監督は同校OBでもあるS田先生だ。釜石南や軽米高校で実績を挙げ、盛岡三高でもと期待は大きい。1回戦を勝つと伊保内高校と対戦する。球場は軽米球場だから、世話になった軽米の人たちへの挨拶代わりの勝利を期待しよう。ただし伊保内高校のエースは147キロを投げる県内屈指の本格派らしい。