反対討論 小松大成議員
議案第115号、後期高齢者医療広域連合の設立について、反対の立場から討論を行います。
まず、75才以上のすべての高齢者と、65歳以上の寝たきりの方はこの医療制度に組み込まれ、今までは被扶養者で保険料を払わずに済んでいた方も含め、すべてこの制度の中で保険料を新たに払わなければなりません。
それも介護保険料と同様に年間18万円以上の年金つまり、月1万5千円以上の年金があれば年金からの天引きです。推定でありますが介護保険料と合わせると月平均1万円にもなり、この金額は今でも生活が大変な高齢者をさらに苦境に追いやるものです。
統計上、後期高齢者は年々増加しますから、それにともない給付が増え、2年ごとの見直しで保険料は繰り返しの値上げになるということは明白であります。気がついたら年金のほとんどを介護保険料と、後期医療保険料で受給年金がなくなってしまうといった事態も想定されます。
また、保険料を滞納すれば保険証が取り上げられ短期保険証や資格証明書の発行で、払えない人は医療を受けられなくなることとなり、医療を最も必要とする後期高齢者から医療を取り上げることになりかねません。
さらには厚生労働省の方針ではこの医療制度により診療報酬を病気の種類による1ヶ月の包括払いにする方針であることから、医師会などからも粗悪な診療につながりかねないと反発の声が出されております。この医療制度そのものに大変な問題点があるわけです。
そして、この医療制度の運営に当たるのが広域連合ですが、県単位に設置されることから、住民の声は届きにくいという重大な問題点があります。岩手県の広域連合では議員定数20となっておりますから35ある自治体の中で議員が一人も出せない自治体が生じてきます。遠野市は試算によりますと運営費として1100万円以上の拠出を求められそうですが、議員が出せないということになれば、金だけ拠出させられて発言の機会も与えられないといった矛盾を抱えることになります。
収入の実態に即した保険料を算定できるのかどうかさえも不明のまま、この広域連合を設置させていくことには容認をすることが出来ません。よって、反対を致します
