標準語 | 遠野言葉 | 使い方 |
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すいじ
(炊事) | かすぎ |
そろそろ(かすぎ)に取り掛かる
(そろそろ炊事をはじめる) |
すいじば
(炊事場) | みずや・でぁどご |
(みずや)のはすりで葉っぱを洗う
(炊事場の流しで葉っぱを洗う) |
すう
(吸う) | さずる・しゃずる |
無くなったジュースを何時までも(しゃずる)
(無くなったジュースを何時までも吸う) |
ずうずうしい
(図々しい) | のぶでぇ |
あいづは(のぶでぁ)奴だ
(あいつは図々しい奴だ) |
すえっこ
(末っ子) | ばっつこ |
七人兄弟の(ばっつこ)
(七人兄弟の末っ子) |
すえる
(饐える・腐敗) | あめる |
このおごご(あめ)くしぇ
(この大根の漬物腐ってる) |
すがりつく
(縋り付く・頼る) | たごつく・たぐつぐ |
腰さ(たごずで)はなれねぇやぁ
(腰に縋り付いて離れない) |
すこし
(少し) | ぺぁっこ |
火っこ(ぺぁっこ)ばりためや
(火を少しばかりください) |
ずつう
(頭痛) | なずぎやめぁ |
朝まから(なずぎやめぁ)するって休んでる
(朝から頭痛がするって休んでる) |
すっかり
(全) | きたっと・ころっと |
なずぎやめぁ(ころっと)治った
(頭痛がすっかり治った) |
すっぱい
(酸っぱい) | すけぁ |
この梅ぁなんたら(すけぁ)
(この梅は何とも酸っぱい) |
すてる
(捨てる・放る) | なげる |
要らないものは(なげる)
(要らないものは捨てる) |
すね
(脛・向こう脛) | すねがら |
(すねがら)ぶっけで痛ぇ
(脛をぶつけて痛い) |
すねる
(拗ねる) | えしぇる |
(えしぇで)しまって口もきかねぁ
(拗ねてしまって口も利かない) |
すばやい
(素早い) | ちゃちゃど |
俺の姿見だっけはぁ(ちゃちゃど)行ってしまった
(俺の姿を見たらさっさといってしまった) |
ずぶとい
(図太い) | えげのぶでぇ |
あいづぁ(えげのぶでぇ)だ
(あいつは図太い奴だ) |
すべる
(滑る) | ずなめる |
すがまで、ふん(ずなめる)
(氷で思い切り滑る) |
すみ
(隅) | すま・すまっこ |
(すま)の方もちゃんと拭いておいた
(隅のほうもちゃんと拭いておいた) |
ずるい
(狡) | かすけ |
(かすけ)わらすだ
(ずるい子供だ) |
すわる
(座る) | ねまる |
まんず(ねまれ)
(まず座れ) |