2022年9月9日放送

伝承行事「雨風祭り」

遠野ふるさと村で今週日曜日(4日)、秋の収穫に向けて台風被害が少ないよう祈る伝承行事「雨風祭り」が再現されました。雨風祭りは、台風の来る時期とされている立春から数えて210日の今頃に、雨風を北の方へ送り被害が少ないよう祈る伝承行事です。遠野ふるさと村の大工どんには、手作りの大きな2体のわら人形や「台風退散」「豊年満作」などの願いの書かれた旗が用意されました。行事の最初には、まぶりっと衆・早池峰の会の菊池定邦会長が訪れたお客に行事の説明をしながらあいさつしました。このあと、参加者が列をつくりわら人形や旗をもって歩きながら、一体の人形は村の入り口へ、もう一体は村の稲荷神社へと運びました。道中は、太鼓を鳴らしながらまぶりっと衆のメンバーが「雨風まつりよ210日のまつりよ」と唱えていました。稲荷神社に到着すると、わら人形や旗を設置し収穫の秋を無事迎えることができるようみんなで手を合わせていました。遠野ふるさと村では、来月10日に稲刈り、30日に庭仕舞いが予定されています。

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