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2010年1月18日放送

遠野物語100周年オープニングイベント

『遠野物語』発刊100周年を迎える今年、100周年を記念する事業が本格的に動き始めました。きのう市民センターでオープニングイベントが開かれ、一連の記念行事のスタートを切りました。きのう(17日)は本格的な記念事業の取り組み開始を市内外に発信するオープニングイベントを前に市立図書館視聴覚ホールで「100周年記念事業推進本部」の看板設置とスタート式が行われました。スタート式に先立ち、視聴覚ホール前では記念事業推進本部の本部長を務める及川副市長や副本部長を務める藤沢教育長などによって看板が掲げられました。この後行われたスタート式には、市の庁議メンバーで構成される記念事業推進本部員や市民企画委員会のメンバーなどが出席しました。スタート式であいさつした本田市長は「遠野物語が持つ意味や価値などをどのように具体化し行動していくかというのがこれからの1年」と話し、それぞれの立場で目的に向かって進んでいくことを確認し合いました。さらにあいさつに立った市民企画委員会の委員長を務める小井口有さんが次のように話しました。スタート式に出席した関係者は、市民総参加による今年一年の事業を通してまちが大きく飛躍していくために取り組んでいくことを互いに誓っていました。こちらは場所をあえりあ遠野に移して行われた遠野「こだわりの語り部」認定証交付式です。これは、昔話の「語り部」のように遠野の食文化や郷土芸能、歴史などの分野についても伝えられる人を育成していこうという「語り部1000人プロジェクト」の取り組みとして去年10月から始まっているものです。きのうは、これまで遠野テレビで放送した語り部放送大学を視聴したうえで、認定委員会が開催したスクーリングを受講し、「語り部」として認定された289人に認定証が交付されました。「昔話」や「歴史」「食」「郷土芸能」そして「生業」という5つのジャンルごとに認定されたこだわりの「語り部」一人一人に認定委員から認定証が手渡されました。

そして、「遠野物語」発刊100周年の節目を飾るオープニングイベントです。会場の市民センター大ホールには多くの市民が集まりました。午前中は第1部「こどもたちと迎える100周年」、午後は第2部「遠野物語へようこそ」と題して多彩なステージが繰り広げられました。午前中の第1部は「自分たちが100歳になっても遠野の風景と遠野物語を自慢する子どもたちがたくさんいてほしい」という子どもたちのメッセージから始まり、市内の音楽家や小友小学校の児童らによる歌などがイベントに華を添えました。第一部では写真「遠野物語」コンテストの表彰式も行われ、県内外から寄せられたおよそ400点の作品の中からグランプリを受賞した盛岡市の太田信子さんに記念の盾と副賞の30万円が贈られました。また、遠野「語り部」1000人プロジェクトの認定証交付式もあらためて行われ、289人の語り部を代表して4人の児童が認定証を受け取り、そのあとのステージで遠野少年少女合唱隊のわらべ歌と一緒に昔話を披露しました。このほか歌手の井上あずみさんのコンサートで盛り上がり、第2部では、市内全世帯に配布される「遠野物語へようこそ」の著者で民俗学研究者の赤坂憲雄さんと伝承文学研究者の三浦佑之さんの対談が行われました。2人は「遠野物語」の代表的なお話しを糸口に遠野物語の魅力を語りました。対談の前には新潟県佐渡島を拠点に世界で活躍する和太鼓集団「鼓童」が遠野をイメージした曲を披露し、観客を楽しませました。『遠野物語』発刊100周年を盛り上げる催しは今後もたくさん企画されていて「遠野物語」をあらためて見直すきっかけづくりとなりそうです。

ところで、『遠野物語』発刊100周年のオープニングイベントを翌日に控えた16日、土曜日、遠野駅前周辺で100周年PR用のフラッグが設置されました。これは『遠野物語』発刊100周年の記念事業を進めていくなかで、市内外へのさらなるPRを目的に設置されたものです。16日朝の遠野駅前には市の担当者のほか、商工会や観光協会、観光サポーターなどおよそ20人が集まり、アーケードや駅前通りにPR用フラッグを設置しました。フラッグはこの他市内の宿泊施設にも置かれ、全部で100枚を設置するということです。