遠野緑峰高校在職中にアツモリソウの培養に取り組んだ小山田智彰さんが、きょう、アツモリソウの人工発芽苗を遠野市に寄贈しました。アツモリソウの人工発芽苗を遠野市に寄贈したのは、岩手県環境保健研究センター地球科学部の主任専門研究員小山田智彰さんです。小山田さんは、平成9年から11年にかけて教え子とともにアツモリソウの培養に取り組み世界でも数例しかない培養に成功。この快挙は、当時の新聞などでも多く取り上げられました。今回は、その当時お世話になったお礼と、2010年に迎える遠野物語発刊100周年にむけて遠野市をアツモリソウの里にしたいということから寄贈が実現したものです。寄贈された人工発芽苗は、50株およそ120本ですべて遠野のアツモリソウを培養したものです。きょうは、小山田さんから培養研究の指導を受けた教え子も参加してふるさと村の敷地内に苗を植えました。また、きょう贈呈された人工発芽苗の中には、培養をはじめた時のリーダーで不慮の事故で若くして亡くなった菊池陽一さんが培養した苗もあり、里帰りを果たしています。小山田さんは、「遠野の発展とあわせて地域特有の珍しい植物を地域で守られる文化が立ち上がって欲しい」とふるさと遠野の環境保全と産業振興に期待を寄せていました。 |