さて、みなさんは、図書館の本が壊れたとき、本を直すボランティアがいるのをご存知でしょうか。この秋から活動をはじめたばかりの図書館ボランティアの活動を取材しました。市立図書館では今年4月から図書情報システムを導入して、市民が本を借りやすく、親しみやすい図書館づくりに取り組んでいます。この取り組みに欠かせないのが図書館ボランティアの力です。図書館ボランティアには、お話の会「グループわらべ」と絵本の読み聞かせをする「とおのおはなしキャラバン」などがあります。そして今年から、壊れた図書を補修するボランティアが活動をはじめました。本の補修ボランティアは、9月に研修会を受けたのが始まりで、この日が4回目の活動です。この日は、東和町で本の補修ボランティアをしている菊池恵美子さんを講師に招き、バラバラになった本を糸を使って元の状態にする補修の仕方を学んでいました。恵美子さんのボランティア活動は図書館の壊れた本はどうなるんだろうというちょっとした疑問からはじまったそうです。製本の仕方で補修の方法も変わります。補修には、専門の道具もありますが、恵美子さんたちボランティアはお金を掛けずに、家にあるもので本を直そうと工夫をしています。細かい作業に役立つ竹串は、焼き鳥で使ったものです。糸でページを繋ぎ合わせる時大きくなった穴をふさぐのは、お弁当で使うアルミホイルの間にある薄い紙です。ほとんどの道具が家庭でそろうものばかりです。これまで市立図書館では、職員が時間を見つけながら壊れた本を補修してきました。限られた予算で本を購入しているので、ボランティアの力は、とても助かるといいます。恵美子さんはボランティアが長続きする秘訣を教えてくれました。補修ボランティアの活動ははじまったばかりです。ボランティアの一人は、「自分たちの技術が上達してきたら、子供達にも簡単な補修を教えて本を読むだけでなく、物を大切にする気持ちも伝えたい。」とこれからの目標を語ってくれました。 |