新町にある「器のうすい」では、きょうから、津軽塗や掛け軸、陶器や染織を一堂に集めた秋の四芸展が開かれています。この展示会は、日本の伝統工芸のすばらしさに触れてもらおうと26年続いていて、今年は、津軽塗と有田焼、掛け軸と染織を一堂に集めて、秋の四芸展としてきょうから開かれています。津軽塗伝統工芸師3人の作品がずらりと並ぶ中でも特に目を惹くのは、松山継道さんの作品です。津軽塗りは、塗り重ねた漆を研ぎだして独特の模様を創りだしています。松山さんの作品は、艶消しの黒地が渋く、モダンな感じのする紋紗塗といわれる昔ながらの技法が特色です。有田焼が並ぶところには、有田の新進気鋭の陶磁器作家葉山有樹さんの作品が展示されています。葉山さんの作品は、中国の歴史書に登場するはなしを緻密な絵付けや独創的な文様で表現しているのが特徴で、遠野で作品が展示されるのははじめてのことです。また、今回は、京都西陣を拠点にシルクの染織を手がけている宮奥トミコさんの作品も遠野で初めて展示されています。宮奥さんの作品は、シルク三重織が特徴で、蒸気を当てて「より」の強弱をつけて伸縮性を出しています。身に着けたときの素材のやわらかさと軽さ、手洗いできる簡単な手入れ方法も特徴となっています展示しているフリルのスカーフは、結び方が分からないという人でも簡単に巻けるようになっていて、これからの季節に役立つアイテムとなっています。このほか、現在活躍している日本画作家が描いた掛け軸も展示されていて、日本の伝統工芸を間近にたくさん見られる機会となっています。秋の四芸展は、新町の器のうすいで15日月曜日まで開かれています。
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