今月10日から12日にかけて千葉明徳短期大学の学生が現代社会と環境教育のフィールドワークの一環として遠野を訪れ、農村地域の保育の現状や農業体験などを行いました。千葉県千葉市にある千葉明徳短期大学は、幼児教育者・保育者の養成を専門とした大学で、大学での講義や現地でのフィールドワークによる体験的な学びの中から、将来の保育士育成を行っています。今回は千葉明徳短期大学の他に、毎年、松崎町の宮代地区を訪れている東洋大学でも非常勤講師を務める阿部英之助さんを通じて学生20人が、今月10日から遠野を訪れ、子育て観などの調査や農作業体験を行ったものです。滞在初日、学生たちは、松崎保育園を訪れ、保育園の概要説明や実際に園児たちと交流し、保育の現状などについて学びました。また、夜にはお世話になる宮代地区の人たちとの交流会も行われ、学生たちと地域の人達が一緒になって楽しいひと時を過ごしていました。遠野滞在2日目、学生たちは、「遠野のわらべ唄」の伝承者の一人である阿部ヤエさんを招いて「人を育てる方法」と題した講演を聞きました。ヤエさんは、子供の頃の話を織り交ぜながら昔と今の子育ての違い、遠野のわらべうたや昔話などを通してそれに込められた子育ての知恵を紹介しました。この日、話を聞いた学生たちは、来年には子育ての現場で活躍する人たちばかりです。ヤエさんは、「子育ては、子供に色々な事を教える事ではなく気づかせる事、生きる力を身につけさせること。保育という仕事は、生きる力を身につけさせる人の一生を預かる大事な仕事。」と自分の子育て観をはなし、これまで大切に受け継いできた生きる力に繋がる子育て知恵を学生たちにも伝授していました。
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