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2007年1月16日放送

「オシラ遊ばせ」

上郷町の中山悦郎さんのお宅では、代々伝わる小正月行事「オシラ遊ばせ」がきょう、行われました。伝承園で行われたオシラ遊ばせと続けてお伝えします。上郷町の中山家では、1649年からオシラ様を守っていて、小正月行事として毎年1月16日に「オシラ遊ばせ」が行われています。この「オシラ遊ばせ」は、オシラ様の着物を新しく着重ね、無病息災を祈願します。きょうは、親戚の人も訪れ、7体あるオシラ様、一つずつ新しい着物を着重ねていました。また、部屋には、秀子さんが作ったミズキ団子が飾られています。秀子さんが中山家に嫁入りしてからおよそ50年、先祖代々、中山家で伝わっているミズキ団子が毎年このようにして飾られています。中山家では、手作りのミズキ団子がきれいに飾られている中、オシラ遊ばせが無事終わると、オシラ様が元の場所に戻されました。

伝承園ではきょう、地域の子供達がオシラサマの御神体である二体の人形を遊ばせる伝承行事「オシラアソバセ」が行われました。この「オシラアソバセ」は遠野に古くから伝わる伝承行事で年に1回、普段は飾ったり仕舞われたりしているオシラサマの顔に化粧をし、オセンダクといって新しい布を被せたりして一緒に遊ぶというものです。オシラサマを古くから祀る家ではこの「オシラアソバセ」をしてオシラサマに喜んでもらうことでその家を守ってもらっていたとも言います。伝承園でオシラアソバセを行うのは今年が初めてだそうで、地域の子供が集まって小正月行事を行いながら最後にはオシラサマを囲んでつきたてのお餅をほおばりながら楽しい時間を過ごしていました。尚、きょう、オシラアソバセを行った御神体は明日には曲がり屋の奥にあるおしら堂に戻されるそうで、これからも年に一回、小正月の行事として行っていくということです。