「既存産業の活性化や新しい産業の創出で地域を元気に」と、きょう、事業化促進機能強化セミナーが開かれました。このセミナーは、新しい事業の創出や促進におけるコーディネート能力の向上を図ろうと、(財)いわて産業振興センターが主催して開いたものです。きょうのセミナーでは、熊本県荒尾市の地域再生マネージャーとして、地域の活性化と雇用拡大を図る地域再生プロジェクトに取り組んでいる、関東学院大学非常勤講師でコンサルタントの、斉藤俊幸さんを講師に招き、「荒尾市の地域再生の現場から」と題して、講演がおこなわれました。「食」をテーマーに地域の活性化を図る熊本県荒尾市では、2005年に、商店主などが中心となって、農産物や付加価値を付けた商品開発に積極的に取り組む活動の拠点と、商店主や、農家、高齢者など地元のひとたちの交流の場として「青空研究室」を立ち上げました。青空研究室は、地元の中央商店街の中の空き店舗を使い、その中で、地域再生マネージャーとして、荒尾市に赴任した斉藤さんは、地域の農産物へ付加価値をつけた商品開発などについてアドバイスなどをおこない、市民主導による、焼酎やワイン、みかんジュースなどの商品化を実現させています。いまでは、直売所の数も増え、売り上げも伸ばしているほか、地域の高齢者に新鮮な野菜や加工品などを届ける拠点として、好評だそうです。斉藤さんは、荒尾市での取り組みを振り返って、「全国的には、なかなか地域再生がうまくいかない中で着実に成果を出している荒尾市は注目を浴びている。知恵と工夫によって地域にお金が落ちる仕組みを考えることにより、雇用の拡大にもつながる。とにかくやる気とともに、何で地域は生きていくのかというポジショニングをしっかりとることが大切」と話していました。 |